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宿泊業は2年連続で「高ストレス者率」全業種ワースト 人材定着へ職場環境改善が急務に

株式会社ドクタートラストが約60万人・2,004団体のストレスチェックデータを分析したところ、「宿泊業・飲食サービス業」は2年連続で全業種中最も高い高ストレス者率(19%台)となった。また、「仕事の負担・コントロール」に関する健康リスクでも全業種で最も高く、慢性的な人手不足やシフト勤務、繁閑差、顧客への即時対応など、業界特有の働き方がストレスの要因になっていることが示された。一方で、「上司・同僚からのサポート」は比較的良好という結果も出ており、現場のチームワークが一定のストレス緩和につながっている可能性がある。しかし、2020年と比較すると高ストレス者率は2.5ポイント悪化しており、業界全体として働き方改革や生産性向上への取り組みが引き続き求められている。
~「47news」より引用


この調査結果は、宿泊業界が抱える課題を改めて数値で示したものと言えるでしょう。

宿泊業は「人」がサービス品質そのものである産業です。人材不足を補うために一人あたりの業務負荷が増えれば、従業員満足度の低下だけでなく、サービス品質や顧客満足度にも影響が及びます。

一方で、「上司・同僚からのサポート」が比較的良好だった点は、この業界の強みでもあります。ホテル・旅館は現場の連携やチームワークによって運営される場面が多く、互いに支え合う文化が根付いていることがうかがえます。

今後は、その強みを生かしながら、DXによる業務効率化、AIの活用、適正な人員配置、多能工化、管理職のマネジメント力向上などを進め、現場の負担を軽減していくことが重要です。

宿屋塾としても、これからの人材育成は接客スキルだけではなく、「働き続けられる職場づくり」や「マネジメント力の向上」を含めて支援していく必要があります。持続可能な宿泊業を実現するためには、人への投資こそが最大の競争力になるのではないでしょうか。

執筆者
植田 慶典 (うえだ よしのり)

ディレクター