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睡眠が旅の目的に 欧州都市が「スリープ・ツーリズム」を推進
リトアニア・ビリニュスは、「睡眠」を主目的とした「スリープ・ツーリズム」による誘客を推進している。空気環境や静寂性、都市構造など“眠れる条件”を都市の価値として打ち出す動きであり、同市場は今後年率12.4%で成長する見込みとされる。観光の目的が「体験」から「回復」へと広がる中、新たな潮流として注目される。
~「tavelvoice」より引用
先日の弊社、近藤の投稿にもあるように、このところ眠りをテーマにした「スリープケーション」が注目されている。
たしかに最近、「よく眠る」こと自体が少し贅沢に感じる。
デジタルの進化で、便利で刺激の多い日常が当たり前になった。一方で、旅先でも食事や観光先を検索し取捨選択するなど、どこか“考える行為”を続けている。
デジタルデトックスという言葉もあるが、さらに一歩進めると、「眠るために旅に出る」という発想は自然な流れにも思える。
ビリニュスの取り組みは、特別なことをしているというより、身体を休めるという人間本来の整え方を提示しているようにも見える。そして、それを実感できる場所は、実は多くない。
宿泊業においても、何かを足すのではなく、どこまで削ぎ落とせるか。
「何もしない時間」ではなく、「自然と何もしたくなくなる状態」をどうつくるかが、これからの新しい価値基準になるのかもしれない。