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“地域でいちばんピカピカなホテル”が勝ち取った偉業|株式会社川六 ― 経産省「DXセレクション2026」選出 優しさとAIでホテルを生き返らせる技

西日本でビジネスホテルを展開する「株式会社川六」が、経済産業省主催の「DXセレクション2026」にて、宿泊特化型ホテルとして日本初の優良事例に選定された。同社は、複雑なバックヤード業務を一元化し、売上30億円規模ながら経理を在宅パート1名体制にする驚異の効率化を達成。さらに、独自開発の生成AI「KAWARAG」を現場に配備し、不振ホテルをわずか3ヶ月で黒字化する事業再生モデルを確立。労働人口減少下の地方ホテル経営における新たなスタンダードとして最高峰の評価を受けた。

~「KYODO NEWS PRWIRE 」より引用
 株式会社川六 川六グループのDX戦略
 書籍「地域でいちばんピカピカなホテルのすごい仕組み


みなさま ごきげんよう!福山ですᝰ✍︎

週末、PHM14期メンバーが活躍する施設へおじゃましました。背伸びをしなければうかがえない施設だったので、とても貴重な体験ができました。人の温かさと、洗練された振る舞いがさすがだなと感心させられました。つくづく実感するのは、「ゲストはホテルの鏡」であるということです。ホテルに限らずいえることですが、この意識は常に持っていたいとあらためておもいました。

今回の記事は、隣の席に置いてあって気になっていた本に関する記事が、偶然目に留まったのでピックアップしました。経営者みなさまの直感力というのか、時流を捉える力はさすがだなと感服しました。


●オペレーターがこの記事から得られるヒント

  1. デジタルは「おもてなしの時間を創る黒子」
    自動チェックインや経理の自動化は、効率化がゴールじゃない。事務作業から解放された時間を「ゲストを笑顔にするため」「新しい感動を生むため」に使うという、川六の「本質への回帰」の姿勢は今すぐ現場で共有できる最大のヒント。
  2. 60代もパートも関係ない「まずやってみる」文化
    川六では現場のスタッフが半年で300個もAIの活用事例を作ったそう。「ITは難しい」と壁を作らず、まずはプロトタイプを作って小さく試してみる。この「失敗OK」の指針が、現場の心理的安全性と即戦力化を加速させる。
  3. 「不安がない環境」が最高のサービスを生む
    トラブル対応を24時間助けてくれる「支配人AI」のように、現場が一人で抱え込まない仕組みを作る。スタッフの不安をデジタルで取り除いてあげることが、結果としてゲストへの最高の笑顔(CS向上)に直結する。
Geminiサポート

・「DXセレクション」ってどのくらいすごいの?メリットは?

  • 価値: 経済産業省が、全国の何万社もある中堅・中小企業の中から、「デジタルの力でビジネスを根本から変えた、日本のトップモデル」として10数社だけを選ぶ、いわば「国の公式太鼓判」。
  • 目的: 資本力のない地方の中小企業に「大企業をマネするのではなく、こういうやり方で生き残るのだ!」というお手本をシェアすること。
  • 受賞メリット: 「国が認めた超・ホワイトで先進的な企業」になるから、求人への応募が爆増するし、銀行からの信頼も上がって今後のM&A(ホテル再生)の資金調達がめちゃくちゃ有利に動く!

・過去に宿泊・観光業で受賞した会社はある?

  • 過去の受賞: 実は「DXセレクション」の優良事例として、宿泊特化型(ビジネスホテル)チェーンが選ばれたのは、今回の川六が日本で初めての快挙!
  • 類似の賞(DX認定): 資料にある「DX認定事業者」としては、陣屋(神奈川の老舗旅館)が全国1番目、今回の川六が2番目に取得しているよ。旅館業のフロントランナー(先駆者)はいたけれど、ビジネスホテルで、しかも「不振ホテルの再生パッケージ」としてここまで評価されたのは歴史的な出来事だよ。

・そもそも「株式会社川六(かわろく)」ってどんな会社?

  • 正体: 香川県高松市で明治10年(1877年)に創業した、なんと140年以上の歴史がある超・老舗。昔は皇族も泊まるような高級旅館だったんだ。
  • 転換: 2002年に「このままのビジネスモデルでは生き残れない」と、宿泊特化型ホテルへ大胆に業態変更。
  • 現在: 独自の経営改善手法「川六モデル」を引っ提げて、経営難になった他の地方ホテルを買い取り(M&A)、3ヶ月で黒字化させる「地方ホテル再生の救世主」として中四国・九州で拡大中だよ。

・専門用語の超・かみ砕き解説

  • 生成AI(RAG): ChatGPTに、インターネットの情報だけでなく「川六の過去のトラブル対応マニュアル」や「自社のルール」を丸ごと覚え込ませた、川六専用の“超物知りAI”のこと(自社では『KAWARAG』と命名)。
  • AX(AIトランスフォーメーション): 単にシステムを入れて効率化する(DX)だけでなく、「AIを相棒にして、仕事の進め方や経営戦略そのものをガラッと変えちゃうこと」だよ。

前職でDXの取り組みををかじっていた身からすると…といよりも、宿泊・観光業で従事されているみなさまがおもっていることなので今さらすぎますが、DX/AXは時間の余白を作るために活用しその余白を従業員やお客さまへ還元することが「共通認識」であることを今一度理解できました。
ただそうおもってはいるものの、一歩が踏み出せない…重い腰があがらない…など「できない理由」が先にでてきてしまうのは、どうしても仕方ないのだとおもいます。
ですが、やはり時代の変換期である”今”動いたほうが成功も失敗もできるので、メリットがおおいはずです。大きなことでなくて小さなことからでも、DX/AXを「知っていくーやってみるーやり続ける」を試してみてはいかがでしょうか?
…ちょっとがんばってみようかなと、心が揺らいだあなたに「宿屋塾オープン講座 6月開催分|AIコーディング時代のホテルIT戦略」をおすすめします!

新しい取り組みをはじめるにあたり、いちばんむずかしいのは人を動かすことだと個人的にはおもっています。まずは味方を1人みつけて、それからたくさんふやしていくと心もおだやかにすすめられるのでおすすめです+*

執筆者
福山 千尋 (ふくやま ちひろ)

コーディネーター