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「働き手に選ばれる観光産業へ」 TEJ2026シンポジウムで他産業との人材循環を議論

ツーリズムEXPOジャパン2026のカンファレンスで、日本観光振興協会主催の国内観光シンポジウムが「働き手に選ばれる観光産業へ」をテーマに開催された。基調講演では、国際観光の世界規模が1.9兆ドル(約285兆円)に達していることや、世界経済フォーラムの観光競争力ランキングで日本が最新の2026年版で1位となったことが紹介された。同協会が6月に公表した提言では、訪問客数や消費額に代わる指標として「価値密度」が掲げられている。事例として、新横浜プリンスホテルの連泊促進や、長野県観光機構による域内調達の強化なども紹介された。人材面では定着率の向上に加え、観光から他産業へ、そして再び観光へと人材が行き来する「循環ループ」をつくることが重要だとまとめられた。

~「Travelvoice」より引用


観光産業の人材確保をめぐる議論が、「いかに辞めさせないか」から「他産業との行き来を前提にどう循環させるか」へと視野を広げつつあります。中小の旅館・ホテルにとっては、一度離職した人材が戻ってきやすい関係づくりや、他業種での経験を評価する採用姿勢が、新たな人材確保の糸口になる可能性もあります。働く人が成長を実感できる職場をどうつくるかが、今後ますます経営課題として重要になりそうです。

執筆者
植田 慶典 (うえだ よしのり)

ディレクター