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【LG×マリオット】次世代スマートホテル始動 ―ハイテクと「人の温もり」の役割分担時代へ

LGエレクトロニクスとマリオットは、クラウド技術とスマートテレビを核とした「次世代客室テクノロジープラットフォーム」の共同開発・戦略提携を発表した。北米40施設でのパイロット導入を皮切りにグローバル展開を目指す。客室テレビを単なる映像機器から「室内デバイスやサービスを繋ぐ中心ハブ」へ進化させ、40以上の動画配信(OTT)や250チャンネルのパーソナライズ提供と、本部でのデバイス一元管理による運営効率化を両立する。

~「PRTIMES」より引用
 LG公式サイト:Newsroom


みなさま ごきげんよう!福山ですᝰ✍︎

秋雨前線が停滞していることで、週の頭からざわざわしていますが…都内のみなさまはご無事でしょうか。雨が降っているならば、せめてすこしは涼しい気候であってほしいですが、明日以降は気温も高くなるようです。体調管理、十分気を付けてください!

今回の記事は、もうすでに「次世代」を謳いはじめたLG社とマリオット社の話題。そもそも「第1世代」に追いついているホテルが…どのくらいあるのでしょうかね?


●オペレーターがこの記事から得られるヒント

  1. 「客室での過ごし方(滞在体験)」のパーソナライズ化
    ゲストは旅先でも「普段自分が家で楽しんでいる動画・音楽・リラックス環境」をそのまま持ち込みたがっている(前回のホカンス需要と同じ!)。テレビを単なる地上波を見る箱ではなく、「ゲスト自身のコンテンツを映すディスプレイ」としてどう活用してもらうか、案内を見直してみる。
  2. デジタル化で浮いた時間を「人間でしかできない接客」へ集中させる
    マリオットが目指すのは「機器の故障チェックや設定の手間を自動化し、スタッフの業務負担を減らすこと」。テクノロジー導入の本当の目的は、人減らしではなく「スタッフが目の前のゲストと笑顔で会話する時間を創るため」だとチームで再確認する。
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・LGとマリオットが目指す「次世代スマートホテル」の具体的イメージ
 LGが2026年8月末〜9月に発表した最新AIホーム技術(ThinQ ProやThinQ Claw)を合わせると、彼らが作ろうとしている「エンターテインメント&客室体験」の具体的な未来はこうなる

  • 「自分の家」がそのまま客室に持ち込まれる(シームレス同期)
    部屋に入った瞬間、自分のスマホ(マリオットアプリ)とLGのテレビがクラウド連携。面倒なログインなしで、自国の言葉で自分のYouTubeやNetflixの続きが流れ、お気に入りのBGMが部屋に響く。
  • テレビがAIコンシェルジュ(ThinQ Pro)になる
    テレビ画面や音声AIに対して「近くのおすすめの居酒屋教えて」「明日の朝食を部屋に運んで」「バスタオル追加して」と話しかけるだけで、裏側で自動でタスクが処理される。
  • クラウド一元管理(ホテル運営側の革命)
    「305号室のテレビの基盤が壊れそう」「空調のフィルターが汚れている」といったデータが、本部のダッシュボード(ThinQ Pro)にリアルタイムで届くため、ゲストからクレームが来る前に予防・修理ができる。

・スマート家電と縁がないホテルや旅館は淘汰されるの?
 淘汰されないし、むしろ「二極化して価値が上がる」。

  • 「機能と効率」を売る大型ホテル(マリオット等)
    最新テクノロジーを徹底的に導入し、無駄なストレスをゼロにする「スマートな快適さ」を売る。
  • 「情緒と手間」を売る日本の旅館・スモールラグジュアリー
    あえてデジタルを前面に出さず、「仲居さんがお茶を淹れてくれる」「手書きのお手紙がある」「季節の生け花がある」という『人の手間(ヒューマンタッチ)』そのものを贅沢(ラグジュアリー)として高単価で売る。

 つまり、「中途半端に古くてサービスも薄い宿」は淘汰されるけれど、「人の手で手間をかけることに振り切った旅館」は、デジタル化が進む世界であればあるほど「究極の非日常(デジタルデトックス)」として価値が跳ね上がるんだよ!

・大手が省人化すれば、労働力は循環するの?
 マリオットのような世界チェーンが「クラウドとAI」で1施設あたりの必要スタッフ数を削って効率化(省人化)してくれれば、業界全体を苦しめている「深刻な人手不足」が緩和される。
 そして、「マニュアル通りの作業業務」から解放された優秀なホテリエたちが、「人の温もりや高度な接客が必要な高級旅館やスモールラグジュアリー」へ流れていく(人材の適材適所の循環)という、宿泊業界全体の健全なエコシステム(好循環)が生まれる可能性もある。

・第1世代と次世代
 第1世代の「スマートホテル」は、2015年前後に本格化した。2015年に開業した長崎の「変なホテル」(ロボットや顔認証の導入)が象徴的で、この頃から「IoT(モノのインターネット)や自動化によるフロント作業の無人化・省人化」を目的としたシステムが全国へ一気に広まった。

💻 今世代のスマートホテルの仕組み(個別最適・現場主導)
 現在のスマートホテルは、主に以下のシステムで成り立っている

  • スマートロック(キーレス)
    スマホのQRコードや暗証番号、顔認証で解錠。鍵の受け渡しや紛失リスクをゼロにする仕組み。
  • セルフチェックイン端末
    フロントの自動精算機やタブレットで、チェックインから決済までゲスト自身が完了するシステム。
  • 客室タブレット/スマートスピーカー
    部屋に置かれたiPadやAmazon Echoなどで、照明・空調・カーテンの操作、大浴場・朝食会場の混雑状況の確認、フロントへのQ&A(AI音声応答)を行う。
  • センサー連動のエコシステム
    カードキーを挿す/抜く、または人感センサーでゲストの不在を検知し、空調や照明を自動でOFFにする省エネ機能。

🔄 「今世代」から「次世代(LG×マリオット)」への決定的な進化
今世代のシステムは、フロント作業の削減や部屋の機器操作といった「点と点の自動化」が中心。これに対し、今回の「次世代」は以下のようにスケールが変わる。

項目第1世代次世代
主目的人手不足対策(無人化・手間の削減)超パーソナライズ(自分の家の再現)+世界規模での一元管理
接続範囲部屋ごとの個別のIoT機器巨大なクラウドで、世界中のホテルとゲストのスマホを統合
ハコ(機能)スマホ、タブレット、スマートスピーカー大型テレビ画面がAIの「中央ハブ(頭脳)」に進化
体験の質「部屋の電気が声で消えて便利」「部屋に入った瞬間、自分のNetflixや好みの空間が勝手に立ち上がる」

第1世代の「スマートホテル」といえば、「スマホが鍵になる」「アレクサ!電気消して!」レベルで止まっていて、まあスマートハウスでできることと変わらない=自分の部屋のがよさそうだな…という印象をもっていました。あとは、最近サブスク系がしっかり入っているTVが増えたのがすごく便利なだとおもいつつ、ログインはすこし面倒だなとおもっていました。(人って…贅沢すぎますね)
今回の記事とLGが展開しているリソースを鑑みると、LGとマリオットがやろうとしているテレビを「客室全体のAIハブ(頭脳)」にして、ゲストのスマホや普段の嗜好(普段観ているNetflixや部屋の温度好み)をクラウドで一瞬で同期させるのは、すごく便利だなとかんじました。*ただ個人情報どう扱うのか気になりますが…マリオットが管理するのでしょうかね?
それに、大手がこうやってテクノロジーで省力化を進めてくれるからこそ、そこで浮いた「人手」が業界全体に回り、逆に日本の伝統的な旅館のような「人の手でしか生み出せない究極のぬくもり」が、何倍もの価値(超・高単価)を持つ時代にもなりうるのかなとおもいました。

前回の記事で設定した「Googleフライト」ですが、1週間たって「2,000円」値上がりしたことを通知してくれました。あのとき買っておくべきでしたかね…(もはや株?けっこうたのしいです)
旅の楽しみ方…旅マエ・ナカ・アト、どれもあたらしい変化がありますね!沖縄にいってからとても虚無旅行欲がたかまっています!すこし落ち着いたタイミングで、最前線で働くみなさまもぜひ遠出してみてください+*

執筆者
福山 千尋 (ふくやま ちひろ)

コーディネーター