地方都市に“働く場所”を取り戻せるか ― 国交省、容積率緩和で再開発を加速
国土交通省は、地方都市の中心部にオフィスやホテル、アリーナなどを誘致する場合、建物の容積率を緩和できる制度を創設する方針を固めた。これまで医療・福祉施設に限定されていた対象を拡大し、働く場の確保や職住近接の推進、東京一極集中の緩和を目指す。都市再生特別措置法改正案を特別国会に提出し、2026年度の施行を目指す。
~「47 NEWS」より引用
みなさま こんにちは!福山ですᝰ✍︎
週末は暖かい日差しとそよ風に包まれ、心地よい冬のお天気でしたがのんびりできましたか?
個人的にはいっきに花粉が飛び交い…すこしつらくも季節をしっかり体感しました。
本日(2月16日(月))は、企業さま研修の事務局にて四日市にきています!初上陸です◎
駅前の開発がすすめられていて、きっとこの先すてきな街になるのだろうとわくわくしました。
今回の記事は、そんな地方都市の開発が一気に進むであろう国土交通省からの朗報をピックアップしました。開発のお話しはPHMでも学びますが、こうした情報からも「未来をよみ、備える」ことも大事だなとあらためてかんじました。
用語
・容積率(ようせきりつ)
土地面積に対して建てられる“延べ床面積”の上限割合
100㎡の土地:容積率200%→ 延べ床面積200㎡までOK
階数は関係なく、合計が200㎡以内ならOK
つまり数字が大きい=より大きな建物が建てられる=事業収益を出しやすい
今回のポイントは「特定用途に限り、地方都市中心部でその上限を引き上げられる」制度創設。
・立地適正化計画(りっちてきせいかけいかく)
「このまちは、どこに何を集めるか」を決める都市の設計図。
*もう少しかみ砕くと
人口が減る日本では「住宅がバラバラに広がる/商業施設が郊外に分散/公共交通が維持できない」こういう“スカスカ都市”が問題になっている。
そこで国が進めているのがコンパクトシティー政策。
つまり ✔ 住むエリア ✔ 働くエリア ✔ 医療・商業エリア を“中心部にギュッと集める”考え方。
その具体的な計画が「立地適正化計画」。
*何を決めるの?
・どのエリアに住宅を誘導するか・どこに商業や医療を集めるか・再開発を優先する場所はどこか
つまり「このエリアは将来、栄える前提で整備します」という“自治体の宣言”。
*ホテルにとっての意味
立地適正化計画に ✔ 都市機能誘導区域 ✔ 中心拠点区域 と指定されている場所は、「将来も人が集まる可能性が高いエリア」
逆に言えば、そこから外れたエリアは縮小リスクもある。だからオペレーターはこの計画を読んでおく価値がある。
・特定業務施設(とくていぎょうむしせつ)
「このまちに来てほしい」と自治体が指定する施設。
*今回の法改正で何が変わる?
これまで容積率緩和の対象は「主に医療・福祉など住民向け施設」だった。そこに追加されるのが ✔ オフィス ✔ 研究所 ✔ 工場 ✔ スポーツ施設 ✔ ホテル など。これらを「特定業務施設」として扱う。
*なぜこの言葉が重要?
特定業務施設に指定されると✔ 容積率を上乗せできる ✔ 建物を大きくできる ✔ 事業収益が出しやすくなる。つまり「ここに投資していいですよ」という国からの後押し。
*ホテルはどういう立場?
ホテルは主役というより ✔ オフィスで働く人の受け皿 ✔ アリーナ利用者の滞在拠点 ✔ 交流人口を生む装置 として指定される可能性がある。
だからホテル単体で考えるより「何の拠点の横に立つのか?」が重要になる。
立地適正化計画=都市の未来地図
特定業務施設=その地図の中の“主役候補”
ホテルは、その地図のどこに配置される存在なのか。
●オペレーターがこの記事から得られるヒント
1. 立地適正化計画を読む
全国935都市が策定済み。自分のエリアは?
2. “働く人向けホテル”の再設計
・朝食時間
・ワークスペース
・月額プラン
・法人営業
3. 行政との関係性強化
容積率は自治体判断。オペレーターも声を出せる。
4. レベニュー戦略の再設計
再開発→供給増→競争激化。今からブランド軸を作る。
今回の制度をふまえると、どのくらいホテルが「地方都市の活力」になれるのかわからなかったのでしらべてみましたが、単なる「建物を大きくできる」話ではなく地方に“仕事を置く”という国家の意思表示だと理解できました。地方から東京や大都市へ人が流れる理由が「仕事がない」のであれば、箱を大きくすることで企業を呼び込む!という、シンプルな考え方であるとも。
ただ、この制度は「オフィス誘致」が主軸であるため、国の主目的は「百貨店・オフィス・研究拠点」にあり、ホテルは都市機能を支えるピース“賑わい創出の付随機能”の立ち位置といえそうです。だからこそ、「ホテルが入れば地域が活性化する」では弱く“オフィスが入るからホテルが必要になる”構造を読む力が必要になりそうです。
何でもできる!が都心的であるというならば、ここでしかできない!が地方的だとおもいます
わたしは「いま このとき この瞬間」をたいせつにしたいです+*