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【祝・世界遺産】「飛鳥・藤原の宮都」日本発祥の地が世界へ― 奈良県4件目の快挙。日帰り観光からの脱却と「泊まる価値」の創出

韓国・釜山で開催された第48回世界遺産委員会にて、奈良県の「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産登録が決議された。国内27件目、奈良県内では4件目の登録となる。飛鳥宮跡や藤原宮跡、キトラ古墳など19の構成資産からなり、6~8世紀に中国や朝鮮半島との交流を通じて日本初の中央集権体制(「日本」という国号や律令制度)が確立した歴史的証拠と評価された。

~「文化庁」より引用


みなさま ごきげんよう!福山ですᝰ✍︎

本格的な夏がはじまっていますが、みなさま体の調子は慣れてきましたか?クーラーでの寒暖差による頭痛は薬で治しても問題ないようですが、熱中症からくる頭痛は薬では治さないほうがよいそうで…判断に迷いますがひたすらに、水と塩分をとって落ち着くときを待つようにしています。
ただむりはせずに、おかしいな?とおもったらすぐにお医者さんへ相談してください!

今回の記事は、きのうからSNSでもトピックスとして取り上げられていた「世界遺産」の話題です。
奈良県は、意外とインバウンドゲストが少なかったり日帰りが多いので夜の消費がなかったり、日本の文化が詰まっている地域ですが、観光面ではまだまだ伸びしろがおおい地域です。「ナイトタイムエコノミー」という取り組みもおもしろく、また新しい企画がでてきそうです。


●オペレーターがこの記事から得られるヒント

  1. 「ストーリー(物語)」で可視性の低さをカバーする
    目に見える豪華な建物が少ない遺跡群だからこそ、フロントやコンシェルジュの「解説(語り)」が価値になる。「ここはただの原っぱではなく、1300年前に初めて『日本』という国名が使われた場所なんですよ」という背景(インタープリテーション)を伝える工夫が、ゲストの満足度と滞在時間を伸ばす。
  2. 4つの世界遺産を「面」で繋ぐパッケージ提案
    奈良県には「法隆寺」「古都奈良」「紀伊山地の霊場と参詣道」、そして今回の「飛鳥・藤原」と、4つもの世界遺産が集結した。単体の観光案内ではなく、「奈良の1300年を巡る2泊3日のモデルコース」などを宿側から提示することで、日帰り客を宿泊客に引き上げる提案ができる。
  3. 地域全体をお祝いする」広報マーケティング
    JWマリオットのように、自館から少し離れた地域の快挙でも「奈良県全体の祝祭」としてSNSやプレスリリースで発信する。これは地域への貢献姿勢(CSR)を示すだけでなく、「今、奈良が熱い!」というムーブメントを作って予約の引き出しを増やすスマートな手法。
Geminiサポート

・世界遺産登録の歴史

前回: 令和6(2024)年7月「佐渡島の金山」(新潟県)
今回: 令和8(2026)年7月26日「飛鳥・藤原の宮都」(奈良県)
➔ 日本の文化遺産として21件目(自然遺産5件と合わせて国内27件目)。

・奈良県の世界遺産「4つ」ってどこ?

奈良県は今回の登録で、「県内に4つの世界遺産を持つ」という日本トップクラスの歴史観光王国になった!

  1. 古都奈良の文化財(1998年登録:東大寺、興福寺、春日大社、平城宮跡など)
  2. 法隆寺地域の仏教建造物(1993年登録:日本で一番最初の世界遺産!)
  3. 紀伊山地の霊場と参詣道(2004年登録:吉野・大峰など、和歌山・三重に跨る)
  4. 飛鳥・藤原の宮都(2026年登録:明日香村・橿原市・桜井市の19遺跡) ★NEW!

・「飛鳥・藤原の宮都」ってどんな場所?

  • 「日本」という国と「天皇」の始まり
    592年〜710年の約120年間。それまでは「倭国」と呼ばれていたのが、この時代に初めて「日本」という国号を使い、法律(大宝律令)を整えた中央集権国家が誕生した。
  • 日本初の本格的システム都市(藤原京)
    碁盤の目状に道路を敷き詰め、瓦葺きの巨大な宮殿(藤原宮)を大和三山(香具山・畝傍山・耳成山)の真ん中に作った。
  • 大陸文化と古墳の壁画
    中国や朝鮮半島からの渡来人と交流し、初めて本格的なお寺(飛鳥寺など)が建ち、高松塚古墳やキトラ古墳のような極彩色の壁画文化が開花した。

・経済効果と「宿泊機能」の現実(引用:&N未来創発ラボ

  • 直接効果: 44.3億円 / 波及効果: 約70.9億円(観光客約66万人増と試算)
  • なぜ他の世界遺産(石見銀山や富岡製糸場)より伸びが控えめなのか?
    • もともと教科書で有名で、初詣(橿原神宮)などで訪れる人がすでに多い。
    • 建物ではなく「跡地(遺跡)」がメインなので、パッと見の映えが弱く、外国人観光客に伝わりにくい。
    • 【最大のネック】 明日香村・橿原市・桜井市の3市村は「宿泊施設が圧倒的に少ない」(明日香村の宿泊率は約1割)。

→だからこその解決策
3市村の中に泊まれないなら、近隣のJWマリオット(奈良市)やカンデオホテルズ(橿原市など)、さらには吉野エリアの宿に泊まってもらうための『広域周遊パッケージ』をつくること。
「日帰りで1時間だけ見て帰る4,400円の客」を、「宿に泊まって夜の星空や歴史をじっくり楽しむ33,000円の客」にシフトさせられるかどうかが、奈良県の観光戦略の最大の勝負どころに!


1300年以上前の日本の原点が、こうして世界遺産に認められたのはとても誇らしくおもいます。
しかしながら、野村総研の木内氏のレポートにもあるとおり、今回の資産は「お城」や「巨大な木造建築」ではなく「宮殿跡・寺院跡」という可視性の低い(広大な原っぱや遺跡に見えやすい)エリア。日本人でも「理解・説明する」ことがむずかしいコト。ただ「みてください!」と発信するだけでは「京都や大阪から日帰りでサッときておわり」のままに。
だからこそ、JWマリオット・ホテル奈良のように「直接の場所からは車で1時間離れていても、県全体でお祝いし、魅力を最大限ゲストに伝える」というホテルの発信力と巻き込み力を活かすことで、奈良を「日帰り観光地」から「泊まってじっくり巡る観光地」に変える最大の鍵になるのだとかんじました。

奈良県は修学旅行で訪れたきり足を運んでいないのですが、日本を知るという視点からこれを機に「大人になってからの学び」をすべく泊まりにいこうかなとおもいました!夏休みの自由研究はテーマに迷いますが、こういう話題もいいきっかけになりますね!
まもなく7月もおわりをむかえます…もうひと踏ん張り夏に挑んでいきましょう+*

執筆者
福山 千尋 (ふくやま ちひろ)

コーディネーター