霞ヶ関キャピタルが「和歌山マリーナシティ」を完全子会社化― ホテル×テーマパーク×市場の複合再生
霞ヶ関キャピタルの子会社fav hospitality groupは、和歌山マリーナシティ(株)の全株式を取得した。同社が保有・運営する「和歌山マリーナシティホテル」「黒潮市場」「紀州黒潮温泉」「ポルトヨーロッパ」などの不動産と事業を一括継承する。従来のホテル単体開発から、テーマパークを含む大型複合リゾートへ事業領域を拡大。得意のDX省人化や高付加価値デザインを投入し、年間100万人規模の来場者を「滞在型消費」へ変える再編集プロジェクトを始動する。
~「PRTIimes」より引用
みなさま ごきげんよう!福山ですᝰ✍︎
週末からPHM夏期訪問の第3弾、名古屋ー広島の旅にでています。ちなみに前回海がみれなかったと書きましたが、しっかり別府湾をみることができてしあわせでした。
今回はなんと「宮島」に初上陸するのでとってもわくわくしています。PHM同期にも会えるこの夏期訪問は、またひとつ特別な携わり方となりました。
今回の記事は、けっこういろいろな土地や建物を売買しているので毎週目にする「霞が関キャピタル社」の、かなり大がかりな展開が期待できそうな内容だった「和歌山マリーナシティホテル」のおはなしです。ファイナンスの部分はGeminiに整理してもらったので、お時間があれば開いてみてください。
●オペレーターがこの記事から得られるヒント
- 「単体」ではなく「面(回遊)」で消費額を増やす
今回の再生の核心は「ポルトヨーロッパ(遊び)➔黒潮市場(食)➔温泉(癒やし)➔ホテル(宿泊)」という徒歩圏内のハイスペックな動線を、1つのストーリーとして売ること。自分の宿でも、近隣の飲食店や観光施設と組んで「宿に泊まることで地域全体を楽しめるパッケージ」を作るヒントになる。 - 不動産×IT(DX)によるコスト構造の改革
霞ヶ関キャピタルの強みは「fav」などで培った自動チェックインや少人数オペレーション。テーマパークや大型ホテルは人件費で苦しみやすいからこそ、バックヤードをデジタル化して浮いたコストを、魅力的なイベントや空間デザインに投資するメリハリが大切。
Geminiサポート
・キャピタル(投資・不動産)会社がテーマパークを持つのは変?メリットは?
結論から言うと、現代の不動産投資では「超王道の勝ちパターン」!
- なぜ持つのか?(メリット)
不動産ファンドにとって、単なる「土地やビル」よりも、「ホテル+テーマパーク+温泉+市場」がセットになった巨大な土地(アセット)は、世界中の投資家(ファンド)に将来高く転売できる「超・希少価値が高いお宝物件」だから。 - 地方テーマパークを救う狙い:
地方のテーマパークは「莫大な維持費」と「集客の波」で単体営業だと赤字になりやすい(志摩スペイン村なども苦労したポイント)。
でも、霞ヶ関キャピタルのように「自社のホテル(宿泊利益)」と「市場・温泉(物販・日帰り利益)」を組み合わせることで、テーマパークの赤字を埋めて余りある全体の黒字を作ることができる。これが「複合リゾート再生」の最大のメリット!
・「今後の見通し:業績予想に織り込み済み」ってどういう意味?
- 株価のルール
上場企業は年度初めに「今年は〇〇億円儲かります」という予測(業績予想)を発表している。 - 織り込み済み(おりこみずみ)とは
「今回、和歌山マリーナシティというでかい会社を買収したけれど、その買い取り費用や今後の売上・利益の増減は、すでに最初から計算(予想)に入れてありますよ!だから今回の買収で今年の利益予想が変わったり、株主のみなさんがパニックになったりする必要はありませんよ」という意味。 - なぜ書くの?
「買収でお金使いすぎて赤字になるんじゃないか!?」という株主の不安を消し、株価が急落するのを防ぐための安心材料として必ず書く決まり文句◎
・過去にそういう「ファンド/企業によるテーマパーク買収」の例はある?
日本の超有名テーマパークもみんなこのルートで復活している。
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ):
かつて経営難に陥ったUSJは、米大手投資ファンドの「ゴールドマン・サックス」等に買収され、経営改革を行って大復活(その後コムキャストへ売却)。 - ハウステンボス(長崎):
経営破綻後、旅行大手の「HIS」が買収して黒字化。さらに2022年には香港の投資会社「パシフィック・アライアンス・グループ(PAG)」が約1000億円で買収して、今さらに新アトラクションへ投資中!
1994年の世界リゾート博から32年経った和歌山マリーナシティが、今度は上場企業の資金力とデジタル技術で生まれ変わる…といっても「世界リゾート博」にピントはきていないのですが「地方博覧会」の跡地をどう活かすかというのは、けっこうおもしろいテーマだなとかんじました。
また、すこし毛色は異なりますが「志摩スペイン村」はVtuber発信でバズって(おそらく)集客はあがったはずなので、地方テーマパークは「コンテンツのきっかけ(入口)」があれば爆発するポテンシャルを秘めているとおもっています。
今回の買収においては、話題づくりだけでなく地に足のついた計画もあるためネガティブな印象は持ないとかんじます。「日帰りで遊んで終わり」だった100万人を「ホテルに泊まって、温泉に入って、夜まで楽しむ」という“滞在型”へ構造改革していく。これはサンリオも取り組んでいることなので、地方テーマパークの動向は今後もウォッチしていきたいとおもいます!
なかなか最近天候も不安定で地底も具合がわるく、全国各地で多くの自然災害に見舞われていますね。
もしものときに備えて行動することを心がけていきましょう+*