HML|ホテル経営研究会 講演内容とメッセージ

ご講演を依頼している演者に期待する講演内容とメッセージ

本研究会にてご講演を依頼した演者の皆様は、下記3つのいずれかのタイプの方です。

  1. その方自身が優れた宿経営者
  2. 宿泊業や観光業を熟知した識者
  3. 宿泊ビジネスに関係なく、経営の本質や経営者の在り方を語れる方

その上で、各講演者に主催者として期待している内容やメッセージがありますので、そちらを以下に明記します。


感動を売るレストラン「Casita」の創業オーナー。全国のホテルや旅館の経営者が、そのホスピタリティと運営の在り方を学びにやってくる伝説のレストラン「Casita」は、どのような想いで創られたのか、いかにホスピタリティ運営を続けられているのかを語っていただきたいと思っています。
また、アマンリゾートを始めとした世界のラグジュアリーホテルを数多く知っている高橋氏から、日本の宿泊業経営者に臨むメッセージ、叱咤激励をいただきたいと思います。
そして、この日の懇親会は青山の「Casita」で開催します。
※本講演は、高橋氏の意向で録画禁止でございます。そのくらい貴重な講演会になります。

2025年秋に発売された新刊『人生とは長い時間をかけて自分を愛する旅である』を拝読し、私(近藤)は、大きな衝撃を受けました。ここまで丁寧に、論理的に、世の中の違和感の正体を分かりやすく言語化した本に出遭ったことがなかったからです。ウォールストリートでバリバリの証券マンだった樋口氏が、沖縄のホテルの再生を機に「愛」というものの存在がすべての起点になることに気付き、そこから10年以上思考を重ねて上梓された傑作。
いくつものメッセージ、教えが胸に刺さり、読みながら、愛を大切に生きたい、受け取ることよりも与えることに生きていきたいと思いました。つまり優しくなれる。読後、私はすぐに沖縄に飛び、樋口氏に直接会ってご講演を依頼。ご快諾いただきました。宿泊業界で働くみなさまが、もっともっと自分を愛せるようになることを願って企画しました。

「戦略デザイナー」としてビジネスにデザインの視点を取り入れた第一人者であり、ベストセラー『直感と論理をつなぐ思考法』などで著名な佐宗氏。本講演では、著書である『理念経営2.0』でも語られている「理念を戦略・組織・事業の中核に据える経営」についてお話しいただきます。
理念を単なるスローガンで終わらせず、社会的意義を起点に事業を捉え、社員の自発的な行動を顧客体験へ接続させていく実践的なアプローチや、変化の時代において競争優位を生み出す“理念ドリブン”な経営のあり方をお話しいただきます。ホテル経営に置き換えると、「私たちは何のためにこの街に存在するのか」という問いをたて、その問いが価格競争からの脱却や独自の顧客体験設計につながるヒントになると期待しています。

宿泊業界人で、この方を知らない人はいないと思いますが、「ホテル評論家」の代名詞のような著名な方。多くのマスコミでホテルの魅力や、おすすめ宿を紹介しているホテル評論家です。無数のホテルや旅館を知る瀧澤氏に、繁盛宿の共通点、トレンド、巧みな集客や運営の事例、宿経営者へのメッセージを語っていただきたいと思います。普段はユーザー(BtoC)にホテルや旅館の情報を発信されています。企業サイド(BtoB)へのご講演は貴重な機会のはず。

池村氏は、いくつもの優れたホテルを創ってこられたホテルプロデューサーです。開発と運営の両方に詳しく、長年、「愛され続けるホテルとは?」を研究されています。地域の文化や歴史を深く読み解き、その土地の文脈とホテルのコンセプトをつなげ、ホテルを創り上げるだけではなく、未来永劫末永く愛され続受けるホテル運営の在り方までも真剣に考えてホテル創りをされています。
そんな池村氏に、宿泊施設の開発・経営事例を紐解きながら、これからの時代において、持続的なホテル経営を目指す経営者が向き合うべき問いとヒントをお届けいただき、「これから、どんなホテルを創るべきなのか」を語っていただきたいと思います。

東京大学一年生のときからホテル経営をしている龍崎氏。Z世代の経営者として一目を置かれ、宿泊業界に新風を巻き起こし続けています。本研究会でも過去に2回ご登壇いただいていますが、どの回も大好評。常に思考し続け、つねに新しい発想や事業を生み出し続けている龍崎氏に、これからの時代にあるべき宿の在り方、創造してみたいホテル、やってみたいイノベーションなどを語っていただきたいと思っています。

内藤氏の本業は独立系ホテルのコンソーシアムであるAカードホテルのメンバーホテルのサポート、集客支援ですが、コーネル大学のMBAホルダーでもあり、ホテルビジネスを長年深く研究し、定量的な観測もされ、業界に有益なデータや情報を提供している識者でもあります。
そして、宿泊業界の深い理解と愛情と熱い思いをお持ちです。ときに過激なメッセージも発します。そんな内藤氏に、「ホテル市場動向と今後の経営・運営のあるべき姿」、くわえて「強い宿経営者の共通点」を語っていただきたいと思っています。

「観光客は宿の前に訪問する地域を選ぶ」「宿単体の魅力づくりの前に、地域の魅力づくりが大事」「点ではなく面でのおもてなし」・・・、最近、こんな言葉で「地域の魅力づくり」の大切さが、観光・宿泊業界で連呼されるようになりました。
雪国観光圏CMO、「ryugon」の再生、観光庁広域周遊観光促進の専門家などを務め、地域の自然・文化・産業を新たな観光価値に編集するフジノ氏は「文化の力フレーム」を提唱し、文化を資本として地域の独自性を見出し、持続可能な地域づくりへつなげる仕組みやノウハウを研究されています。
そんなフジノ氏に、暮らしや文化を観光魅力や地域ブランディングにしていく考え方やアプローチを学びたいと思います。

私(近藤)は、「道頓堀ホテル」ほど、経営理念が浸透し、全社で本気で理念を目指している企業を知りません。「日本と世界の架け橋になる」という使命を掲げ、その使命に共感し、情熱をもってそれに本気で取り組むスタッフたちによって、多くの喜びと幸せ、そして世界平和につながる架け橋を生んでいます。スタッフ一人ひとりが「人生を賭けてやりたいこと」と「企業のミッション」が一致すると、ここまで素晴らしい企業が生まれるのかと驚くほどです。
また、自称「マーケティングオタク」の明元さんのホテル競争戦略も見事です。2027年の2月の会は、明元専務に、同社の軌跡と理念経営をじっくり語っていただきたいと思います。