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ホテルマネジャーリーダー旅館経営者

ホテルプロデューサー育成ゼミ|第2期

ずっと愛されるホテルを創れる人を育成します|池村ゼミ

株式会社Literatus 代表取締役/CEO
池村 友浩(いけむら・ともひろ)氏
日程
2026年4月4日(土) - 6月27日(土) 全12回
会場
対面:都内会場
オンライン:Zoom
締切
2026年3月4日

こんな方におすすめ

  • 家業のホテルや旅館を継ぐ予定の
    事業継承者

  • ホテル運営会社内でホテル改修や
    戦略を担当する現役ホテリエ

  • 将来、自分のホテルをプロデュース
    したいと考えている起業志望者

ホテルプロデューサー育成ゼミ2期生


ハードとソフトの両面でコンセプトを支え、愛され続けるホテルを創る

宿泊業界には「自分の家をつくるように、自分自身の思考や趣味でホテル創りをしてしまう人」、「運営経験が長いためか、現場主義的にホテルを構想してしまう人」が多くいます。
残念ながら、そのような創り方をしてしまうと独りよがりの施設になってしまったり、市場ニーズに合致しなかったり、コンセプトが見えないホテルになってしまいます。

本ゼミでは、ホテルづくりを取り巻く「不動産とホスピタリティ」の知見を、マクロ・ミクロの両側面から学びます。そして、宿経営者のマインドセット(在り方や価値観)を整えていくことで、「コンセプトが見えないホテル」ではなく、愛され続けるホテル創りができるプロデューサーを育成します。

本ゼミはリアル、オンライン、そしてフィールドワークを含む全12回で構成、前半に建築の話を、後半にホテル事業の話を行い、ハード・ソフト・ヒューマンという、ホテルを形成する価値について考えていきます。また、2回開催するフィールドワークでは、多様な宿泊施設の見学、アクティビティの体験、経営者や開発担当者の講話などを聞き、座学での学びをより深めていただきます。さらに、 2回にわたる演習授業では、「ホテルのビジネスモデルキャンバス」「ホテル建築設計演習」を行い、実際に事業者としてホテル開発を行うことを疑似体験し、座学で学んだ内容の実践の難しさ、自分自身に不足するスキルを考えていただきます。

プロデューサー(プロマネ)として、数々の魅力的なホテルを生み出してきた池村氏の経験、知見を余すことなくお伝えし、成熟した日本のホテル業界において、ずっと選ばれ続けるホテルや旅館の創り方を学べる唯一無二の骨太なプログラムです。

ゼミコンテンツ

カテゴリプログラム内容
産業概論
macroに捉える
【ホテル概論】
ゼミを通じて実現したい
セルフイメージを描く

※課題:自己紹介(5分、スライドつき)
・ゼミ参加の目標を打ち立てる
・数ある事業(ビジネス)の中で なぜホテルを選択するのか?
・事業者の使命と役割
本講座を受けて、何者になりたいか?
【産業論】
建設産業史と社会背景
ホテル産業史と社会背景

※課題:気になる書籍、論文を探して発表
・産業と市場、法制度の枠組み
・産業を取り巻くステークホルダー
・ホテル業の社会的背景、歴史、課題
PMを追体験してその役割を学ぶ
【ビジネスモデル論】
建築生産と発注者
泊業と不動産・ホスピタリティ

※課題:研究課題の決定・発表
・不動産投資、開発の仕組み
・建築生産
・宿泊産業の変遷と仕組み
・不動産とホスピタリティ
発注者のやっていることを知ろう
ホテル創り
microに捉える
【ホテル創りI】
不動産開発とファイナンス
ホテルブランディング戦略

※課題:未定
・不動産開発のプロセス、ファイナンス
・ホテルアセットマネジメント
・ホテル資産の価値、事業の価値
・事例紹介
ホテル開発の骨格をつくる
【ホテル創りⅡ】
建築プロジェクトの構築
観光経営とホテル、顧客、動向

※課題:未定
・建築プロジェクトにおける体制と工程
・ディレクションとアジャイル
・観光業とホテルづくり
・事例紹介
プロジェクト計画のつくり方とリスク
【ホテル創りIII 】
建築事業のファシリテート
マーケティングと商品戦略

※課題:未定
・ホテル開発プロセスの全体像
・必要や役割とスケジュール構築
・ホテル商品戦略(短期・中長期)
・事例紹介
関係者を調整し、事業を進める手法
【ホテル創りⅣ】
建築を通したホテル事業者の役割
開業とファシリティマネジメント

※課題:未定
・ナラティブと共感
・サービス設計と「余白」
・従業員育成と評価制度
・人的資本経営
構想した価値を、顧客に伝えていく
フィールドワーク【フィールドワークI】
(参考例)
京都・金沢・広島・高知等
・最新ホテル事例
・ホテルタイプ別の特徴を知る
・ホテル内覧における説明の密度
PMツールを使ってみる
【フィールドワークⅡ】
(参考例)
京都・金沢・広島・高知等
・物語のあるホテル
・ホテル事業者の思いに耳を傾ける
・よはくを体験して、意見を出し合う
さまざまな役割を仮想体験してみる
アウトプット
mezzo
【ホテル演習I】
ビジネスモデルキャンバス 
・事前課題|自社ホテルの現在を考える
・発表|ホテルビジネスの問題を捉える
・改修計画を構想する
あるべきホテルの姿を描く
【ホテル演習II】
ホテル建築設計演習 
・ホテルを実際に計画してみる
・コンセプトを具体化する
・空間機能をサービスの関係
顧客にとっての価値を創造する
【総括】
第三回で決めたテーマについて発表

※第三回で決めたテーマについて発表
・あなたにとって「ホテル」とは?
・理想的な自分の在り方
・ホテルの可能性
ホテルを創れるホテリエを目指す

池村ゼミ受講生(1期生)のインタビュー

参加者の声

  • 池村ゼミ|1期
    (派遣企業様の声)

    九電不動産株式会社さま
    ホテル事業部 開発管理グループ グループ長

    中武 聡 氏

    【受講生派遣に至ったキッカケ】
    ホテル勤務経験者などがいない状況で、ホテル(不動産)オーナーとして知識が不足していたため、ホテル運営会社とも対等・健全に会話できる知識やノウハウを求めた。
    また、開発フェーズでも多くの関係者と対峙することとなるため、専門的な知識取得も目的であった。

  • 池村ゼミ|1期
    (派遣企業様の声)

    九電不動産株式会社さま
    ホテル事業部 開発管理グループ グループ長

    中武 聡 氏

    【 受講生の反応 】
    他の受講生とのネットワークづくりできたことも大きな収穫の一つ。
    ゼミの講義以外でも(ビジネス上の)有意義な接点を持てた。
    オペレーターサイドの悩みや、フィールドワークを通してホテル総支配人のリアルな話を聞くことができ、学びは多かったと報告を受けている。
    理想に近づける予感を感じている。

スケジュール

内容 日程 開催
Day1 ホテル概論 2026年4月4日(土)13時~17時
懇親会 17時30分~
オフライン(東京都内)
Day2 産業論 2026年4月11日(土)13時~16時 オンライン
Day3 ビジネスモデル論 2026年4月18日(土)13時~16時 オンライン
Day4 ホテル創りⅠ 2026年4月25日(土)13時~16時 オンライン
Day5 ホテル創りⅡ 2026年5月9日(土)13時~16時 オンライン
Day6 フィールドワークⅠ 2026年5月14日(木)~5月15日(金)予定 課外活動
1泊2日予定
Day7 ホテル創りⅢ 2026年5月23日(土)13時~16時 オンライン
Day8 ホテル創りⅣ 2026年5月30日(土)13時~16時 オンライン
Day9 フィールドワークⅠ 2026年6月4日(木)~6月5日(金) 課外活動
1泊2日予定
Day10 ホテル演習Ⅰ 2026年6月13日(土)13時~16時 オンライン
Day11 ホテル演習Ⅱ 2026年6月20日(土)13時~16時 オンライン
Day12 総括
(研究発表)
2026年6月27日(土)13時~17時
懇親会 17時30分~
オフライン(東京都内)

 

開催概要

日程

2026年4月4日(土) - 6月27日(土) 全12回

1講座 3時間(一部変動有)・12回・毎週土曜日開催|フィールドワーク(1泊2日) 2回

会場

対面:都内会場
オンライン:Zoom

対面:会場決まり次第更新

定員

8名

最少催行人員 4名

受講料

650,000円(税別)

※フィールドワークにかかる費用は別途必要になります。

締め切り

2026年3月4日

※定員になり次第、締め切らせていただきます

対象者

こんな方におすすめです
・家業のホテルや旅館を継ぐ予定の事業継承者
・ホテル運営会社内でホテル改修や戦略を担当する現役ホテリエ
・将来、自分のホテルをプロデュースしたいと考えている起業志望者
・「愛されるホテルとは? ずっと選ばれ続ける宿とは?」という問いを持つ方、どなたでも。

特典

池村氏とのリテラタス社での無料相談も可能です(回数などは応相談)

参加資格

コンサルティング会社へお勤めの方は対象外です

講師プロフィール

  • 株式会社Literatus 代表取締役/CEO 池村 友浩 氏 (いけむら・ともひろ)

    株式会社Literatus 代表取締役/CEO 池村 友浩 氏 (いけむら・ともひろ)

    日本大学大学院修了。デザイン事務所、建築設計事務所、不動産会社、コンサルティングファーム、大手ゼネコン等でレジデンス、ホテル、商業施設や再開発などの企画・設計・建築マネジメントに従事。

    2019年に(株)Literatusを設立、現在に至る。マリオットやヒルトン、フォーシーズンズホテルなどの外資系チェーン、プリンスホテル、ホテルグランバッハ等の国内系チェーン、旅館や独立系ホテル等の新築・リノベーションに関わるプロジェクトマネジメント実績多数。近年では高知県でhotel nansuiをプロデュース。

    主な著書に村上実・池村友浩共著『ホテルの創り方』(クロスメディア)、監修『ホテルをつくるレシピ』(オータパブリケイションズ)、月刊ホテルレストラン連載『不動産とホスピタリティのあいだ』など。京都大学大学院「建築PM論」、立教大学大学院「ホテルデベロップメント」「ホテルアセットマネジメント」、国士舘大学「ホスピタリティマネジメント」など登壇多数。

    事例:Hotel nansui(プロデュース・プロジェクトマネジメント支援)hotel nansui(以下、nansui)のリノベーション事業の特徴は1)坂本龍馬生誕の地という稀有なロケーション、2)既存建物のリノベーション、3)観光の成長期にある地方都市(人口30万人)の中心地、4)事業者自身が文化・歴史・経済といった宿泊業を取り巻く社会環境に強い意識を有していたこと、だ。

    教科書的な経営コンサルの立場を取ればエコノミー対応の宿泊特化の方が合理的であったが、港屋マネジメント株式会社の井口泰氏とともに「高知の、もっとも高知らしい、坂本龍馬の生誕地にしか出来ないこと」を模索し、サスティナブルな高単価ホテルを計画した。

    高級ホテルであればあるほど、ハード・ソフト・ヒューマンのどれかが際立っていることよりも全体的なバランスが求められる。昨今はデザイン性だけ、表層的なローカリティの表現だけで、ホテルとして差別化していくことは難しい。ホテルづくりにはデザインのためのデザインではなく、歴史・文化・風土や地域の人々の生活など全てが旅の価値であることを念頭に置き、丁寧なホテルのコンセプトづくりとソフトやサービスへの落とし込みが欠かせない。nansuiでは、龍馬をアイコン化するのではなく、この地に育った龍馬が見た景色、体験をどうコンセプトに昇華できるかを課題とした。そのために事業者チーム自体が坂本龍馬の生き様のように「marginal(境界の人)」であろうとする姿勢をとり、「ホテルはかくあらねばならない」という認知バイアスを徹底的に排除しつつ、nansuiだけのローカル体験が享受できる、ストーリー性のあるホテル創りを目指した。

    近年の宿泊ゲストの嗜好は、より地域志向・文脈志向になっており、画一的ではなくよりパーソナライズされたサービスを求める傾向にある。nansuiの開発プロジェクトにおいて大切にしたことは「龍馬と向き合う・自分と向き合う、息遣いのある空間や動線」、「博物館的ではなく、美術館的な体験」、「ホテルとしてのファンダメンタルな価値をしっかりとつくる(古い建物だからといって不便、不快を残さない)」だ。龍馬生誕の地というすでに失われた文脈を再構築しつつ、商品化できるチームビルディングは事業にとって最も重要なことで、nansuiではコンペティションを主催し、蘆田暢人建築設計事務所・ようび・ホロニックをディレクションした。

    デザイナーたちとはコンセプトについて深く議論を重ね、デザインをただのコンセプト表現とするのではなく、ゲストにとって「龍馬の息遣い」を感じるためのコミュニケーションにしていこうと考えてくれた。ハードに込められたコンセプトは、ホロニックそして港屋マネジメントの授業員たちに、nansuiとしての理念やありたい姿を理解してもらうための装置としてバトンタッチされ、サービスデザイン・接遇の在り方を考える礎となった。