IHG最新ブランド「ノーテッドコレクション」日本初進出! ― 新宿・歌舞伎町&銀座に誕生
IHGホテルズ&リゾーツは、今年2月に立ち上げた最新のプレミアムブランド「ノーテッドコレクション」を日本へ初導入する。不動産ファンドのSCキャピタル・パートナーズ等と提携し、新宿・歌舞伎町(2027年開業・207室)のリブランド案件と、銀座8丁目(2029年開業・81室)の新築案件の2軒を展開。ホテルの独自の個性や地域性を維持したまま、IHGのグローバル基盤やロイヤリティプログラムを活用できる柔軟な枠組みを提供する。
~「PRTIMES」より引用
IHG HOTELS&RESORTS 公式
みなさま ごきげんよう!福山ですᝰ✍︎
秋めいてきた日々が続いていますが、流行り病もではじめているようですね。季節の変わり目とはいいますが、今年は比較的緩やかに移行しているなとかんじています。
いよいよ下期に突入する企業さまもおおいとおもいますが、決めなければならないことに対してチームでフォローしながら成長する勇姿を、私も追いかけていきます。
今回の記事はたくさんニュースになっていたので、深掘りをしてみようとおもい決めました。知識の整理に使ってみてください!
●オペレーターがこの記事から得られるヒント
- 「自分たちの宿のストーリー(個性)」が最大の資産になる
ノーテッドコレクションのような「ソフトブランド(コレクションブランド)」に選ばれる絶対条件は、マニュアル感のない「語るに値する独自のストーリーや地域性(ローカル感)」があること。自社が持つ歴史やデザイン、地域との繋がりを言語化しておくことが、外資アライアンスやファンドからの投資を引き寄せる武器になる。 - 「独立性」と「グローバル会員網」のハイブリッド運用
これまでのホテル経営は「完全に自力で集客する独立系」か「外資の厳しい規格(ハードウェア規定)に従うチェーン加盟」の二者択一だった。これからは「自分たちの世界観を守りながら、バックエンド(予約システム・会員網)だけ巨大プラットフォームと繋ぐ」という賢い運営スタイルが主流になるか。
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・IHGって外資系ホテルの中でどんな立ち位置なの?
| チェーン名 | 規模感 | 日本での強み・特徴 |
|---|---|---|
| Marriott International | 30ブランド以上 10,000軒超・148カ国/地域 | 133軒 超高級~中価格帯まで圧倒的に幅広い。特にラグジュアリーと地方・リゾート展開が強い |
| Hilton | 20ブランド超 9,158軒・135万室・143カ国/地域 | 17軒前後※Hiltonブランドのみ Hiltonを中心に、Conrad・Waldorf Astoriaなど高級~中価格帯まで展開。日本ではリゾート・都市型の両方を拡大 |
| Accor | 45ブランド以上 5,800軒・110カ国超・88万室超 | 複数ブランド・全国展開 5社の中で最もブランドの幅が広い。高級~エコノミーまで網羅し、日本ではMercure・Novotel・ibis系の地方展開が特徴 |
| Hyatt | 30ブランド以上 1,500軒超・83カ国・6大陸 | 22軒・9ブランド 5社の中では日本の規模は比較的小さいが、Park Hyatt、Grand Hyatt、Andazなど高級・都市型に強い。近年は地方・滞在型も拡大 |
| IHG Hotels & Resorts | 20ブランド 6,600軒超・100カ国超 | 60軒超・15,000室超・10ブランド InterContinentalを頂点に、Holiday Innまで非常に明確なブランド階層。日本では長い歴史と地方展開が特徴 |
・なぜこのニュースはインパクトがあるの?
単に「新しいホテルが建つ」からではなく、日本の不動産・ホテル投資市場の「売り方・再生手法」が変わる構造的転換だから。
インパクトの理由(ソフトブランドの波)
これまでの外資ブランド加盟は「廊下の幅は〇cm」「看板はこれ」といった厳しい規格(ハードウェア標準)があり、既存の国内ホテルを外資にするには莫大な改修費用がかかった。
しかし、ノーテッドコレクションのような「コレクションブランド(ソフトブランド)」は、「建物の形やデザインは自由!ホテルの独自の名前(個人のブランド)を残してOK!」という緩やかなアライアンス。
これにより、日本の老舗ホテルやファンドが買収した既存物件(歌舞伎町のホテルなど)が、最小限の改修コストで一瞬にして「世界1.6億人の会員が泊まるグローバルホテル」へと化けさせられるため、金融・不動産業界から猛烈に注目されている。
・今後、宿泊業にどういう影響が及ぼされるの?
- 「独立系・地場ホテル」の価値向上(M&Aの活発化)
ファンド(今回でいえばSCキャピタル)が「地方や都市部の良い独立系ホテル」を買い取り、ノーテッドコレクションやマリオットのAutograph Collectionのようなブランドを被せて高単価化する「再生ビジネス」がさらに加速する。 - 「自社直販(D2C)」vs「グローバルプラットフォーム」の選択
OTA(Booking.comなど)の手数料に悩むホテルが、IHGの強力な直販網(IHGワンリワーズ)に乗っかることで、インバウンドの富裕層を直接引き込めるようになる。 - 都市部(新宿・銀座)での外資シェア拡大:
今回の歌舞伎町や銀座のように、インバウンドが最も集まる超一等地に外資プラットフォームが雪崩れ込み、地場ホテルとの客室単価(ADR)の格差がさらに広がる可能性がある。
「ホテルそのものを『IHGブランドぽく』するのではなく、ホテルはホテルのままで『IHGのエコシステムに接続』するという発想」というのが、「Vignette Collection」の考え方のようで戦略考えさせられました。大手ブランドも新しいことを考えながら成長していくのだと、あらためてかんじました。
「『ブランドの統一』ではなく『ブランドの非統一を許容すること自体をブランド価値にする』」なかなか多様性でおもしろい考え方です。
クリエイティブなことを生み出すには、その発想をつづける訓練が必要だと先週のPHMで学びました。思考を飛ばす時間を最近とれていないので、時間を確保できるようにしたいとおもいます+*