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朝食で地域を伝える― グリーンズの「地産地消」メニュー刷新が示す宿の役割

グリーンズは、全国で運営するホテルのうち16施設において、地元食材を活用した「地産地消」の朝食メニューを2026年2月より順次リニューアルすると発表した。2019年から継続する同取り組みは、CSR宣言およびSDGsに基づく活動の一環で、地域の郷土料理や特産品を朝食として提供するもの。滋賀の「じゅんじゅん」や山口の「チキンチキンごぼう」など、地域性を感じられるメニューを通じて、宿泊客の体験価値向上と地域経済への貢献を同時に目指す。全国展開ホテルでありながら、地域ごとの個性を丁寧に伝える姿勢が特徴的だ。

~「PRTIMES」より引用

株式会社グリーンズ 公式HPお知らせ


みなさま こんにちは

ついに2月をむかえましたが、まだ1か月が過ぎた実感はわかずにいます。これもたくさんわくわくすることがあるからでしょうか!今年もあっというま!の積み重ねをしていきたいです。

今回の記事は、ちょうど28日(水)に開催された宿屋塾オープン講座「地域と一緒に高める宿づくり」で学んだこととリンクしていたのでピックアップしてみました。

「朝食を変えました」という事実以上に、なぜ変えるのか・どう変えるのかを丁寧に説明している点に好感を持ちました。オープン講座で「ゲストは宿を選ぶまえに”地域”をえらんでいる」と習いました。
朝食という期待値の高い体験を通じて、地域イメージ(地域空間ブランド)と実体験(地域商品ブランド)をつなぐこの取り組みは、地域全体の価値を底上げすると考えられます。
また、全国規模のホテルブランドが統一方針として取り組むことで、グリーンズ自身のブランド認知も高まり、「このホテルを選ぶ理由」が一つ増える好循環を生んでいるとかんじました。


●オペレーターがこの記事から得られるヒント
朝食は「原価」じゃなく「編集メディア」
朝食はいちばん多くのゲストが体験する滞在の記憶に残りやすい
→地域を編集して伝えられる、最強のコンテンツ。
 全部を変えなくても「一品だけ・週替わり・ポップで物語を添える」だけでも十分価値になる。

「統一×ローカル」は両立できる
グリーンズが上手いのは、「方針・思想は全国共通」だけど「中身は地域ごと」という設計。
→ 小規模宿でも「考え方を揃える」ことはできる。

PRは“変更点”より“意味”を語る
 今回のリリースは「何を出すか・なぜ出すか」がセットで語られている。
→「朝食をリニューアルしました」より「この地域をどう味わってほしいか」を伝えるほうが、共感もブランドも残る。


「地元の味」や「いつもの食卓の味」は、生活している人は気づきにくいことでそれが魅力的であるかどうか判断しにくいことだとおもいます。だからこそお客さまアンケートや日常の会話をとおして、この宿にどのような価値がつまっているかを、見極める必要があるとかんがえます。
*秘密のケンミンショーが人気な理由はそういうことだとおもいます!知らなかったを知りたいし、体験したいのです。

これはもしかしたら…心をつかめるかも?とちょっと俯瞰でいつもの生活をみてみると、ヒントがあるかもしれませんね!ちいさな気づきをたいせつにしていきましょう+*

執筆者
福山 千尋 (ふくやま ちひろ)

コーディネーター