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ホテルマネジャーリーダー旅館経営者

第2期 ホテルプロデューサー育成ゼミ

ホテル経営者のための「経営×開発」実践ゼミ|池村ゼミ

株式会社Literatus 代表取締役/CEO
池村 友浩(いけむら・ともひろ)氏
日程
2026年9月26日(土) - 2027年1月9日(土) 全13回
会場
対面:都内会場
オンライン:Zoom
締切
2026年9月12日(土)

こんな方におすすめ

  • 家業のホテルや旅館を継ぐ予定の
    事業継承者

  • ホテル運営会社内でホテル改修や
    戦略を担当する現役ホテリエ

  • 将来、自分のホテルをプロデュース
    したいと考えている起業志望者

ホテル経営者のための「経営×開発」実践ゼミ


ハードとソフトの両面でコンセプトを支え、愛され続けるホテルを創る

建替え・改修・再生を、感覚ではなく、価値・収支・不動産・運営で判断できる人へ。

ホテルづくりは、建物や内装を整えることだけではありません。本当に問われるのは、「なぜつくるのか。誰に何を届けるのか。そのために何へ投資するのか。」という経営判断です。
本ゼミは、ホテル・旅館づくりを「価値・収支・不動産・組織・運営を統合した意思決定」として学ぶ、実務者のためのゼミです。

初級では、運営者が開発の論点を理解し、専門家と対話できる状態を目指します。
中級では、その理解を土台に、投資判断・設計要件整理・関係者調整・事業計画統合まで踏み込みます。

“なんとなく良いホテル”ではなく、魅力あるコンセプトを設け、ずっと選ばれ続けるホテルを、自ら構想し、前に進められる人を育てます。

「感覚」を「数字と資産性」の言葉に変える

学びの流れ

本ゼミは、宿泊業の経営者・後継者・運営責任者・開発担当者が、ホテル・旅館づくりを「感覚」ではなく、価値・収支・不動産・組織・運営を統合した意思決定として捉えられるようになることを目的としています。
学びは、「初級(開発理論編) → フィールドワークⅠ → 中級(投資判断・推進編) → フィールドワークⅡ」という流れで進みます。
初級では、開発の構造を理解し、専門家と対話できるようになること。中級では、実案件を前に進めるための投資判断と推進力を身につけること。現地フィールドワークでは、講義で学んだことが実際の施設と事業のなかでどう現れているかを読み解きます。

初級編|開発理論編

運営者が、開発の会話に参加できる状態をつくる
初級編では、「開発の専門家になる」ことを目指すのではありません。目指すのは、運営者や経営者が開発の論点を理解し、専門家と対話できる状態です。
具体的には、次の4つを到達目標に据えます。

  • 所有・経営・運営の分離構造を理解し、意思決定の境界線を引ける
  • 事業収支を読み、運営の打ち手が投資回収と資産価値にどう効くか説明できる
  • 建築・法規・調達の段取りをつかみ、「誰に何を頼むか」を設計できる
  • 会議体と意思決定軸を、自分たちの言葉で組み上げられる

毎回の講義では、知識を学ぶだけでなく、自社または想定案件に引きつけたアウトプットを積み上げていきます。最終的には、開発ブリーフと超簡易プロフォーマを、自分の言葉で整理できる状態を目指します。

初級編カリキュラム
・Day1 ホテルは「建物」か「事業」か
・Day2 開発は“工程管理”ではなく“意思決定の順番”である
・Day3 高付加価値とは、高単価のことなのか
・Day4 優秀な事業者とは、「何でも分かる人」か「頼み方が上手い人」か
・Day5 ブランドは最後に整えるものか、最初に決めるものか
・Day6 PMは進捗管理か、意思決定のデザインか
・フィールドワークⅠ hotel nansui(高知県)予定

初級編で持ち帰るもの
・所有・経営・運営マップ
・開発プロセスの段取り表
・高付加価値の定義ステートメント
・発注設計図
・ブランド・価値・戦略のプロンプト
・会議体テンプレートと意思決定ログ
・90日アクションプラン

フィールドワークⅠ|hotel nansui(高知県)予定
現場で「意思決定の痕跡」を読む
初級編のフィールドワークでは、hotel nansuiを題材に、講義で学んだ概念が現場でどう形になっているかを読み解きます。見るのは、空間の美しさだけではありません。
・どの時点で何を決めたのか
・どこで議論が難しかったのか
・お金は何に払われたのか
・何がうまくいき、何をやり直したいのか
実際の体験と事業者ヒアリングを通じて、ブランド、段取り、PM、投資と運営の関係を立体的に理解します。そして最後に、自社へ持ち帰る「90日アクション」を作成します。

中級編|投資判断・推進編

実案件を前に進めるための、統合判断を鍛える
中級編では、初級で得た理解を土台に、実際の案件で必要になる投資判断・要件整理・関係者調整・事業計画統合へ進みます。
対象は、すでに自社案件を持っている人、改修・再生・建替え・ブランド導入を検討している人、あるいは社内で意思決定に関与する人です。
到達目標は、たとえば次のような状態です。

  • 投資判断を、需要仮説・商品計画・収支・出口まで一貫して説明できる
  • ブランド・設計・施工・運営・金融の利害がぶつかったときの判断基準を持てる
  • 設計変更、VE、スケジュール遅延、コスト超過、開業準備の混乱に対して、関係者調整をしながら前に進められる
  • 新築だけでなく、再生・コンバージョン・部分改修でも、開発思考を使える

中級編カリキュラム
・Day7 事業構想の再設計:誰に何を、どの投資で届けるのか
・Day8 事業収支の実戦化:プロフォーマから投資判断へ
・Day9 事業スキームと契約:誰が何のリスクを持つのか
・Day10 設計・施工・VEの意思決定:理想と予算が衝突したらどうするか
・Day11 開業準備と立ち上げ:開発を開業成功までつなぐ
・Day12 再生・リニューアル・コンバージョン:小さな開発で価値を変える
・Day13 最終成果プレゼンテーション会
・フィールドワークⅡ SOIL NAGATOYUMOTO(山口県)予定

フィールドワークⅡ|SOIL NAGATOYUMOTO(山口県)予定
再生・運営・地域接続を、現地で立体的に学ぶ
中級編のフィールドワークでは、再生やコンバージョン、開業後の運営、地域との関係まで含めて、ホテルをどう前進させるかを現地で学びます。講義で扱った投資判断や商品計画、ブランド、運営、再生の論点が、実施設でどう接続しているかを検証する場です。


学び方から選べる2種類のプラン

プラン内容受講料
ライトプラン初級編 全6回
フィールドワークⅠ 1回
360,000円(税別)
フルプラン初級編+中級編 全13回
フィールドワークⅠ&Ⅱ 2回
650,000円(税別)

※フィールドワークにかかる費用は別途必要


池村ゼミ受講生(1期生)のインタビュー

参加者の声

  • 池村ゼミ|1期

    株式会社JR西日本ヴィアイン
    係長

    丸田 伸輔 氏

    ブランドづくりやコンセプトづくりなど、ホテル経営の根幹となる考え方を体系的に学べたことが大きな収穫でした。また、他の受講生や同業他社の方々との交流を通じて、新たな視点や刺激を得られたことも、このゼミナールならではの大きな魅力だと感じています。

  • 池村ゼミ|1期

    JR九州ホテルズアンドリゾーツ株式会社
    担当部長

    藤永 彩 氏

    このゼミナールを通じて、ホテルを見る視野や思考の幅が大きく広がりました。これまでは自社や競合に目が向きがちでしたが、さまざまなホテルを視察する中で、一見関係ない場所にも多くのヒントがあることを実感しました。新たな発想や取り入れたい取り組みに出会えたことが、大きな収穫でした。

  • 池村ゼミ|1期
    (派遣企業様の声)

    九電不動産株式会社
    ホテル事業部 開発管理グループ グループ長

    中武 聡 氏

    ホテル運営や開発に必要な専門知識を身につけ、関係者と対等に議論・判断できる人材の育成を目的に派遣しました。受講後は、実務に直結する知識に加え、業界を越えたネットワークや現場のリアルな声に触れ、多くの学びを得て、理想とする事業の実現に向けた大きな手応えを感じています。

スケジュール

内容 日程 開催
Day1 初級編 ホテルは「建物」か「事業」か 2026年9月26日(土)13時~17時
懇親会 17時30分~
オフライン(東京都内)
Day2 開発は“工程管理”ではなく“意思決定の順番”である 2026年10月3日(土)13時~16時 オンライン
Day3 高付加価値とは、高単価のことなのか 2026年10月10日(土)13時~16時 オンライン
Day4 優秀な事業者とは、「何でも分かる人」か「頼み方が上手い人」か 2026年10月17日(土)13時~16時 オンライン
Day5 ブランドは最後に整えるものか、最初に決めるものか 2026年10月24日(土)13時~16時 オンライン
Day6 PMは進捗管理か、意思決定のデザインか 2026年10月31日(土)13時~17時 オフライン(東京都内)
FWⅠ hotel nansui(高知県) 開催日未定 課外活動
1泊2日予定
Day7 中級編 事業構想の再設計 2026年11月14日(土)13時~16時 オンライン
Day8 事業収支の実戦化 2026年11月21日(土)13時~16時 オンライン
Day9 事業スキームと契約 2026年11月28日(土)13時~16時 オンライン
Day10 設計・施工・VEの意思決定 2026年12月5日(土)13時~16時 オンライン
Day11 開業準備と立ち上げ 2026年12月12日(土)13時~16時 オンライン
Day12 再生・リニューアル・コンバージョン 2026年12月26日(土)13時~16時 オンライン
Day13 最終成果プレゼンテーション会 2027年1月9日(土)13時~17時
懇親会 17時30分~
オフライン(東京都内)
FWⅡ SOIL NAGATOYUMOTO(山口県) 開催日未定 課外活動
1泊2日予定

開催概要

日程

2026年9月26日(土) - 2027年1月9日(土) 全13回

1講座 3時間(一部変動有)・13回・毎週土曜日開催|フィールドワーク(1泊2日) 2回

会場

対面:都内会場
オンライン:Zoom

対面:会場決まり次第更新

定員

8名

最少催行人員 4名

受講料

ライトプラン:初級編 全6回+フィールドワーク1回 360,000円(税別)
フルプラン:初級編+中級編 全13回+フィールドワーク2回 650,000円(税別)

※フィールドワークにかかる費用は別途必要

締め切り

2026年9月12日(土)

※定員になり次第、締め切ります

対象者

こんな方におすすめです
・建替え・改修・再生を検討しているホテル・旅館経営者
・施設投資やブランド方針の判断を担う後継者・マネジメント層
・運営だけでなく、収支・不動産・開発まで理解したいホテリエ
・自社案件を前に進めるための判断軸を持ちたい運営責任者・開発担当者
・ホテル開発・ブランディングに関わるPM、設計者、施工者、デザイナー
・将来、ホテルプロデュースに携わりたい学生・若手実務者

特典

池村氏とのリテラタス社での無料相談も可能 ※回数などは応相談

参加資格

コンサルティング会社へお勤めの方は対象外

講師プロフィール

  • 株式会社Literatus 代表取締役/CEO 池村 友浩 氏 (いけむら・ともひろ)

    株式会社Literatus 代表取締役/CEO 池村 友浩 氏 (いけむら・ともひろ)

    日本大学大学院修了。デザイン事務所、建築設計事務所、不動産会社、コンサルティングファーム、大手ゼネコン等でレジデンス、ホテル、商業施設や再開発などの企画・設計・建築マネジメントに従事。

    2019年に(株)Literatusを設立、現在に至る。マリオットやヒルトン、フォーシーズンズホテルなどの外資系チェーン、プリンスホテル、ホテルグランバッハ等の国内系チェーン、旅館や独立系ホテル等の新築・リノベーションに関わるプロジェクトマネジメント実績多数。近年では高知県でhotel nansuiをプロデュース。

    主な著書に村上実・池村友浩共著『ホテルの創り方』(クロスメディア)、監修『ホテルをつくるレシピ』(オータパブリケイションズ)、月刊ホテルレストラン連載『不動産とホスピタリティのあいだ』など。京都大学大学院「建築PM論」、立教大学大学院「ホテルデベロップメント」「ホテルアセットマネジメント」、国士舘大学「ホスピタリティマネジメント」など登壇多数。

    事例:Hotel nansui(プロデュース・プロジェクトマネジメント支援)hotel nansui(以下、nansui)のリノベーション事業の特徴は1)坂本龍馬生誕の地という稀有なロケーション、2)既存建物のリノベーション、3)観光の成長期にある地方都市(人口30万人)の中心地、4)事業者自身が文化・歴史・経済といった宿泊業を取り巻く社会環境に強い意識を有していたこと、だ。

    教科書的な経営コンサルの立場を取ればエコノミー対応の宿泊特化の方が合理的であったが、港屋マネジメント株式会社の井口泰氏とともに「高知の、もっとも高知らしい、坂本龍馬の生誕地にしか出来ないこと」を模索し、サスティナブルな高単価ホテルを計画した。

    高級ホテルであればあるほど、ハード・ソフト・ヒューマンのどれかが際立っていることよりも全体的なバランスが求められる。昨今はデザイン性だけ、表層的なローカリティの表現だけで、ホテルとして差別化していくことは難しい。ホテルづくりにはデザインのためのデザインではなく、歴史・文化・風土や地域の人々の生活など全てが旅の価値であることを念頭に置き、丁寧なホテルのコンセプトづくりとソフトやサービスへの落とし込みが欠かせない。nansuiでは、龍馬をアイコン化するのではなく、この地に育った龍馬が見た景色、体験をどうコンセプトに昇華できるかを課題とした。そのために事業者チーム自体が坂本龍馬の生き様のように「marginal(境界の人)」であろうとする姿勢をとり、「ホテルはかくあらねばならない」という認知バイアスを徹底的に排除しつつ、nansuiだけのローカル体験が享受できる、ストーリー性のあるホテル創りを目指した。

    近年の宿泊ゲストの嗜好は、より地域志向・文脈志向になっており、画一的ではなくよりパーソナライズされたサービスを求める傾向にある。nansuiの開発プロジェクトにおいて大切にしたことは「龍馬と向き合う・自分と向き合う、息遣いのある空間や動線」、「博物館的ではなく、美術館的な体験」、「ホテルとしてのファンダメンタルな価値をしっかりとつくる(古い建物だからといって不便、不快を残さない)」だ。龍馬生誕の地というすでに失われた文脈を再構築しつつ、商品化できるチームビルディングは事業にとって最も重要なことで、nansuiではコンペティションを主催し、蘆田暢人建築設計事務所・ようび・ホロニックをディレクションした。

    デザイナーたちとはコンセプトについて深く議論を重ね、デザインをただのコンセプト表現とするのではなく、ゲストにとって「龍馬の息遣い」を感じるためのコミュニケーションにしていこうと考えてくれた。ハードに込められたコンセプトは、ホロニックそして港屋マネジメントの授業員たちに、nansuiとしての理念やありたい姿を理解してもらうための装置としてバトンタッチされ、サービスデザイン・接遇の在り方を考える礎となった。