資本主義ホテルにあらがう、愛され続けるホテルとは
池村 友浩(いけむら・ともひろ)氏
- 日程
- 2026年3月6日(金) 18:00 - 19:30
- 会場
- Zoom
- 締切
- 2026年3月6日(金) 18:00
20世紀型ホテルの終焉。その先にある「幸福な宿泊ビジネス」とは?
20世紀のホテル産業は、観光と宿泊をいかに資本主義のルールに適合させるかの歴史だったと言えるでしょう。グローバルチェーンホテルは、投資効果が測りやすい「ハードの機能・性能」と、ボラティリティの高い「人・サービス」を標準化することで、世界中の都市へと急速な展開を実現してきました。
一方で近年、ホテル産業は明確な分岐点を迎えています。人手を極限まで抑えた宿泊特化型ホテル、体験価値とおもてなしを磨き続ける旅館やスモールラグジュアリー、さらには「宿泊」という行為そのものを再定義し、独自のポジションを築く施設——。今、ホテルのかたちはかつてないほど多様化しています。
しかし、ここで一度立ち止まって問い直してみたいのです。こうした進化の先で、顧客・オーナー・企業・従業員は本当に幸せになっているのか。さらには、地域や社会、環境にとって、ホテルは「よい存在」になれているのでしょうか。
私たちは知らず知らずのうちに、「資本主義は所与の前提であり、その枠内で最適解を探すしかない」ことに疑問を持たず、思考停止に陥ったまま、ホテルをつくってはいないでしょうか。
本当は、資本主義にあらがうホテルを志してもよいのではないか。ここで言う「資本主義にあらがう」とは、単なる反ビジネスではありません。競争や消費至上主義から距離を取り、「比較しない」「自分軸で生きる」「余白をつくる」「ミニマリズム」といった価値観を通じて、精神的な豊かさと持続性を追求する思想です。
本講座では、ホテルづくり・ホテル育てに長年携わってきた池村氏が、実際に出会ってきた「資本主義にあらがう」宿泊施設の開発・経営事例を紐解きながら、これからの時代に持続的なホテル経営を目指す経営者が向き合うべき問いとヒントをお届けします。
これからの日本において、ホテルの存在意義とは何か。長く愛され、地域と共に生きるホテルとはどんなホテルなのか。多数のホテルをプロデュースしてきた池村氏に、「これから、どんなホテルを創るべきなのか」を語っていただきます。
内容
- [背景] 時代の変化、ホテルの変化
・ホテルは「ハード先行・サービス偏重」の時代から多様化の時代へ
・他がためにホテルは在るのか?
・ステークホルダー全てが幸せになる、ことを考える必要性
・事例:hotel nansui - [論点] ”良い”ホテルの定義とは何か?
・適切な利益から、適切な配分へ
・地域住民、地域経済、地域社会
・人的資源?人的資本?そこに「私」はいるのか? - [問い・事例] 成功したホテルづくりは”誰”が担っていたのか?
・外資系ホテル、プロデューサー系、宿泊特化ホテル、いせん+N37
・事例:ryugon、nazuna、ACE HOTEL、SIx Senses
・Literatusの”巻き込む”ホテルづくり - [主張] 良いホテルづくりを実現する三種の神器「ブランド」「余白」「マネジメント(仕組みとひと)」
・ブランドとは外部から、内部からも見える”アイデンティティ”である
・施設づくりも、ホテル運営も「よはく」が成長エンジン
・この時代に「ひと」をマネジメントするということ - [結] よはくのある”ホテルづくり”から”ホテル育て”へ
・ホテル経営とは「ひと・もの・こと」という資産を常に最大価値の状態に維持することである
・ホテルや組織が成長するためには、自分が成長し続けるしかない

講師 池村氏が伴走する「ホテルプロデューサー育成ゼミ」
第2期生の募集がはじまっています。
今回のオープン講座でより深く学びたいと感じた方や、プロデュースすることに興味を持った方は、ぜひご検討ください。
開催概要
- 日程
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2026年3月6日(金) 18:00 - 19:30
- 会場
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Zoom
- 定員
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60名
- 受講料
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5,000円(税込)
Aカード加盟施設:4,000円(税込)
JTB旅館ホテル連盟加入施設:2,000円(税込) - 締め切り
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2026年3月6日(金) 18:00
- 対象者
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ホテル・旅館サービス業全般
- 備考
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⑴ セミナー内容の録音、録画(スクリーンレコード含む)、撮影(スクリーンショット含む)等の記録は一切ご遠慮ください。
⑵ 原則、セミナー後の提供資料とアーカイブ配信はございません。
講師プロフィール
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株式会社Literatus 代表取締役/CEO 池村 友浩 氏 (いけむら・ともひろ)